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患者様の価値観や
生き方を第一に考えた透析

最良のヘモダイアフィルターを使用しαマイクログロブリン
除去率にこだわった血液透析ろ過。食事内容や筋肉量、運動量、
そしてバスキュラーアクセス管理に主眼をおいた生活指導。
皆様一人ひとりの体に合ったオーダーメイドの
内科診療と血液浄化療法をご提供いたします。

Feature

当院の血液浄化療法の特徴

当院は三鷹で透析をされていた方との出会いがきっかけとなり2003年に設立された透析クリニックです。当時その透析者の方から透析の悩みや体調の不良、それを解消するための血液浄化療法(透析の様な血液を一度体の外に出して血液中の老廃物を除去したり血液の一部分を分離したりする治療の総称)についての相談を受けた事がきっかけなのです。

開院以来、透析者の皆様にその時点で考えられる最高の血液浄化療法をご提供してまいりましたがこの10数年間、医学や科学技術の発展により血液浄化療法の進歩も目覚ましく透析者の健康や予後が著しく改善され、透析医として嬉しく感じております。

以前は最先端だったハイフラックス膜(高性能透析器)による血液透析HDの時代から今はそれ以上のαマイクログロブリン領域までの老廃物を効率よく除去できるオンライン血液透析ろ過OL-HDFの時代に突入しておりますので、当院のオンライン血液透析ろ過を紹介いたします。

当院は血液浄化療法以外でもアットホームな雰囲気とゆとりのあるベッド配置(透析ベッド数14床)、多くの絵画の展示(アートインホスピタル)が開院当時から好評を得ております。是非とも一度ご来院いただきまして当院の血液浄化療法を見ていただきたいと思います。

当院で可能な血液浄化療法

・ 血液透析(拡散の原理で老廃物を除去する治療)
・ 前希釈オンライン血液透析ろ過(超純水透析液を補液し、ろ過と拡散の原理で老廃物を除去する治療)
・ 間歇補充型血液透析ろ過(超純水透析液を逆ろ過で間歇的に補液し、血圧低下防止を期待する治療)
・ βMGアフェレシス(吸着の原理で主にβマイクログロブリン等を除去する治療)
・ LDLアフェレシス(吸着の原理で主にLDLコレステロール等を除去する治療)

透析中はより安全に、透析者スタッフ共により快適にというのが菊池院長のポリシーです。

診療に関わる透析室内設備

・バスキュラーアクセスエコー装置
・血液ガス分析装置
・失血モニター
・水処理装置 透析液供給装置 コンソール
・人工透析管理システム(東レメディカルMICS21)

血液透析ろ過

当院での血液浄化療法の第一の特徴、それは大量置換による前希釈オンライン血液透析ろ過(OL-HDF)にあります。血液透析(HD)はハイフラックス膜(高性能透析器)を使用する事により小分子からβマイクログロブリン領域までの老廃物を除去する事は出来ますがαマイクログロブリン領域までの老廃物を有効に除去する事は出来ません。

しかし高性能のヘモダイアフィルターを使用した大量置換によるオンライン血液透析ろ過(OL-HDF)はαマイクログロブリン領域までの老廃物を効率よく除去し、小分子から中分子以上の老廃物を効果的に除去します。そのため当院でオンライン血液透析ろ過を行う場合は膜面積3.0㎡のヘモダイアフィルターを使用した60L前希釈を第一選択にお勧めしており、透析者に医学的なデメリットがない限り全員にこの様な血液透析ろ過を行っております。

間歇補充型血液透析ろ過(I-HDF)も使用するヘモダイアフィルターの性能や血流量、血液浄化時間に比例してαマイクログロブリンは除去されますが、大量置換によるオンライン血液透析ろ過(OL-HDF)には除去する効率でかないません。

当院のもう一つの大きな特徴は一人ひとりオーダーメイドで体調や病状に合わせて柔軟に血液浄化方法を変える事です。高齢者では緩やかな血液透析HDがベストな方もおり、透析者によっては必ずしも高効率の血液透析ろ過が最良の血液浄化療法ではありません。高効率の血液透析ろ過は一部のタンパク質やアミノ酸、ビタミン類も一緒に除去されるため食事量の少ない透析者には向かない一面があるからです。実際の例として総蛋白やアルブミンが低く食事量が少ない方、透析後の疲労感が強く血液浄化療法自体が身体の負担となっている方、どの様な投薬を駆使しても透析中の血圧が下がる方などにはオンライン血液透析ろ過(OL-HDF)は向かない場合があり、その場合適切なダイアライザー(血液透析器)を使用した通常の血液透析(HD)が最良の治療法である場合もあるのです。

病状や体調によって血液浄化方法や血液浄化膜を柔軟に変更する事が重要なのです。そのため当院では高効率のオンライン血液透析ろ過(OL-HDF)が厳しいと考えられる症例に対しては希釈量を減らしたオンライン血液透析ろ過(OL-HDF)に変更したり、緩やかな間歇補充型血液透析ろ過(I-HDF)や血液透析(HD)を実施しております。

長期透析療法に伴う合併症

・ 動脈硬化症
・ 心不全
・ 貧血
・ 高血圧症
・ 低血圧症
・ 二次性副甲状腺機能亢進症とそれに伴う骨症
・ かゆみや不眠、むずむず脚症候群
・ 透析アミロイド症

オンライン血液透析ろ過の効能

・ 小分子の老廃物除去
・ 中分子以上の老廃物除去
・ 血液浄化療法に伴う有害な炎症反応を抑制
・ 透析者の不快な症状の改善
・ 合併症の予防、進行防止
・ 生命予後の改善

当院で使用しているMFX-30Ueco
(ニプロ 膜面積3.0㎡のヘモダイアフィルター)
穿刺ミスがない様に血管が細く穿刺困難と考えられるケースには積極的にエコー下穿刺を行っております。

アフェレシス療法

当院では透析アミロイド症の方に行うβ2マイクログロブリン吸着と、難治性潰瘍を伴う閉塞性動脈硬化症の方に行うLDL吸着の二つのアフェレシス療法が可能です。

ホスパルという積層型ダイアライザー(緩やかに老廃物を除去する透析器)による透析とリクセルによるβ2マイクログロブリン吸着(リクセルS-35)を行っている透析歴27年で糖尿病をもつ透析者の治療風景。
この方は好酸球(白血球の種類)が増加したために好酸球を抑える効果もあるホスパルで一時的に透析をしました。ホスパルには好酸球を抑える効果以外にも末梢循環を改善させる効果が期待されています。
リクセル透析アミロイド症の原因となるβ2マイクログロブリンを除去する吸着型血液浄化器。S-15(吸着体容量150ⅿL)からS-25、S-35(吸着体容量350ⅿL)の3種類があります。S-15を使用するケースが多いようですが当院では血圧を診ながらS-35を標準使用しております。
レオカーナ難治性潰瘍を伴う閉塞性動脈硬化症の原因となるLDLコレステロールやフィブリノゲンを除去する吸着型血液浄化器。レオカーナには末梢循環を改善させ、難治性潰瘍を治癒に向かわせる効果が期待できます。
レオカーナは閉塞性動脈硬化症と難治性潰瘍がある場合に、透析者でなくても適応があります(ただし透析医以外にもう一人の医師の診断が必要です)。

診察時に配布する資料の一例

血液浄化法や血液浄化膜の選択は良い治療の一部分でしかありません。血液浄化法に加えてきめ細かい内科管理、バスキュラーアクセス管理の三つがそろって初めて最良の血液浄化法といえるのです。診察では定期的に行われる採血結果をもとに血圧や貧血、アルブミン値の変動、透析効率(Kt/V)、たんぱく摂取量の評価(nPCR)や筋肉量や運動量の評価(%クレアチニン産生速度%CGR)、透析間の体重増加率、推定摂取塩分量などを月に一回プリントアウトしてお配りしており、αマイクログロブリン除去率、βマイクログロブリン除去率に関しては定期的に調べて結果をお知らせしております。

維持透析では安全で容易に大量の血液を体外に循環させる必要があるためバスキュラーアクセス(シャント)を造設しますが、最良の血液浄化を行う上でも良好なバスキュラーアクセスを持続させるという目線が欠かせません。穿刺者がスリルや聴診で異常の有無を確認し、血管の張りを確かめ透析時の血流量や静脈圧に問題があれば早急に医師へ報告します。適切なタイミングでバスキュラーアクセスエコーを行い血流量や狭窄の評価を行います。エコーの結果はその都度透析者にお渡ししております。

Kt/Vは女性や身体の小さい人であれば高値(良い数値)に、男性や身体の大きい人であれば低値に計算される傾向があるため、透析効率の目安の1つでしかありませんが、2022年10月当院全患者(41名)のKt/Vspの平均値は1.5前後です。
バスキュラーアクセスエコーのレポート。PTAやアクセス造設・再建、人工血管移植などは菊池院長が東京女子医大透析室勤務時代から親交の深い飯田橋春口クリニックの春口先生や阿佐ヶ谷すずき診療所の鈴木先生にお願いするケースが多いです。

透析者の血液データの見方はかなり特殊であり、結果表に書かれてある正常値は透析者の場合参考にならないケースがあります。そのため透析導入したばかりの透析者の方には特に正確に説明を加えます。菊池院長が責任をもって透析者の方々一人ひとりを診させていただいております。

当院はひとつの時間帯での透析可能人数が少人数(14床)で、ベッド間隔には
ゆとりをもたせており医療機関らしくないアットホームな雰囲気も特徴の一つです。

Communication

医師と患者様のコミュニケーション

患者様に適した状態や
治療方針を明確にお伝え

一人ひとりに最も適した状態(血圧推移、透析効率Kt/V値、α1マイクログロブリン除去率、β2マイクログロブリン除去率、栄養状態PCR値、筋肉量評価CGR値等)を明確にお知らせし、透析内容や内服薬の意味を正確にお伝えいたします。

患者様が知るべき
データの開示

患者さんの体に接触する薬剤や医療資材、水質のデータは全てお知らせしております。

患者様の緊急時は
医療機関との迅速な提携

アクセストラブルなど緊急を要し専門医の診断、治療が必要な病態がある場合は病状に合わせて連携している医療機関へ速やかにご紹介いたします。

Thoughts and Perspective

医師の思いとの両輪目線

透析医療と腎臓移植は腎不全治療の両輪であるとの観点から、
当院では透析治療に関しての利点・欠点を患者さんにお知らせしながら
患者様に最も適した治療方法の情報を提示いたします。

透析医として

透析者の健康状態は定期的に測定される臨床データと透析者皆様の体調の改善で眼に見える形で評価できます。

透析そのものも大事ですが、合併症の対策が快適な生活のために重要です。5年10年、20年と将来にわたって生活の質を保つ治療が重要です。

腎臓内科医として

透析に至る慢性腎臓病をいち早く発見・予防し、
腎臓病が発症しても出来るだけ透析にならない様に
管理する事が腎臓内科医の仕事です。

腎臓病の早期発見には健診で行う尿たんぱく検査や血清クレアチニン値、GFR推算値の評価が必須です。

Access & Contacts

アクセス&問い合わせ

〒180-0006
東京都武蔵野市中町1-4-4 スクウェア三鷹ビル2F
TEL:0422-60-3433/FAX:0422-60-3533

三鷹駅
北口
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透析者
無料送迎
サービス
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内科 / 腎臓内科

受付時間

日/祝

9:30~12:30

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13:30~17:00

※完全予約制となります。事前にお電話ください。

人工透析

受付時間

7:30~13:30

13:30~22:30

※外来透析の休診日は日曜日と元旦のみとなります。

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